171023
僕たちもワナワンのように vs 歌謡界の生態系が崩れるかも
※「ザ・ユニット」に限定して記事を翻訳しています。他の番組については割愛しております<(_)>
今年の下半期の放送界と歌謡界の話題は、断然アイドルサバイバルだ。プロジェクトグループIOIやワナワンを誕生させたM Net「プロデュース101」シリーズの大ヒットを見守った放送局、そしてプロダクション事務所らが忙しく動いている。
KBSは、2TVを通じて28日、アイドル再起動プロジェクト「ザ・ユニット」を披露する。各プロダクションに所属している、デビュー経歴のあるアイドルと練習生たちが出演して競争を繰り広げて、プロジェクトユニットで活動するメンバーを選抜するのだ。
芸能関係者たちは、アイドルサバイバルプログラムが洪水のようにあふれ出ている、このような流れをどのように見ているのだろうか。電話インタビューを通じて、現場の声を直接聞いてみた。
★私たちには新しい機会だと思います
アイドルサバイバルプログラムで、そのアイドルグループを出撃させた、ある中小プロダクション事務所代表A氏は、苦心の末に出演決定を下したと話した。
「我が社に所属するチームの場合は、既にデビューをして活動を展開している仲間なのでたくさん悩みました。このようなプログラムに出演することになると、事実上、残りの活動は「オールストップ」するしかないんですよ。アルバムの準備だけでも、少なくとも数ヶ月以上がかかりますからね。でも、中小プロダクションの立場では、テレビ放送への出演の機会が少なく、実力を示すことができるステージが限定されているから...。新しい姿を見せることができるだろうという考えで出演を決めたのです。」
よく「ジャングル」に例えられる芸能界だ。数多くのアイドルグループが競争を繰り広げている状況の中で、注目されなければ淘汰されるしかないのが現実である。特に大型プロダクションが中心的な放送界と歌謡界では、中小プロダクションに所属するアイドルが立つ場所は非常に不足している。これは、様々なプロダクションがリスクを甘受しても、一種の「賭け」をした理由である。
「憂慮する部分も確かにあります。誰でも最終ユニットのメンバーに選抜されるように望んでいるが、そうなるという保証はありませんから。大きな決心をして出演しましたが、話題にもならないし最終メンバーにもならなかった場合、しなかったほうがいいじゃないですか。それでも、一旦出演を決めたので、希望を持って見守らなけばならないですね。」
★ワナワンを見て刺激を受けた仲間が多いです
事実「プロデュース101」成功の後、KBSとJTBCなど、放送局各社が似たような形式でアイドルサバイバル製作に乗り出すというニュースが最初に知られた時、関係者たちの反応は否定的であり、懐疑的であった。
「いたずらに出演させて「滅びたアイドル」扱いをされるんじゃないかと心配しましたね。」中小芸能プロダクション マネジメント取締役Bさんの言葉だ。ところが、後になって雰囲気が少しずつ変わり、出演を決定するプロダクションが徐々に増えた。「ザユニット」に参加したプロダクションだけでも、なんと90ヵ所あまりに達する。
「プロダクションの関係者たちは、ほとんどのオンラインコミュニティをモニタリングして、雰囲気を見渡します。すると、アイドルサバイバルに対する反応が思った以上に「ホット」なんですよ。そのような反応を見て、最初はためらっていたプロダクションが1つ2つと出演を決めたし、みんなどっと動き出したのです。「滅びたアイドル」を出演させるプログラムでは絶対にないという製作陣の説得もある程度、影響を及ぼしたんです。」
実際に、サバイバルという容易ではない場所に飛び込まなければならない立場であるアイドルたちの「意志」もある程度影響を及ぼした。
「事実、会社よりもアイドルたちが欲を出した雰囲気です。ワナワンのようなチームを見ながら、刺激を受けたようだったんですよ。
歌謡界の後輩だった、会社の練習生だった友達が、一瞬にしてスターになる様子を見ながら、一種の虚しさを感じたような気もします。このままじっとしていてはいけないという、危機意識が生じたのです。」
★このままいけば、歌謡界の生態系はみんな崩れます
ひとまず出演を決心したプロダクションは、期待感でいっぱいになっている雰囲気だが、このような流れに対する懸念の視線も存在する。業界関係者C氏は「巨大放送局、そして放送局と手を組んだ大型プロダクションが歌謡界全体を牛耳る現象がさらに固まるだろう」と憂慮した。
「出演を決めたチームが苦言をすることは容易ではないでしょう。実際には強制的に出演するしかないようにしている側面もありました。
「私たちの放送局の音楽番組に出演しないのですか?」的なね。結論的にはみなすぐ出演を決めたと思えばいいですよ。中小プロダクションは、メディアの力を借りることが簡単ではないから、不利な条件でもひとまずは出演するしかなかったんです。他の人もみんなするのに、1人だけしないわけないもいかないし...。それだけ競争が激しくて切実な状況ですから。放送局はその切実だということを利用するのです。」
放送局は、アイドルサバイバルプログラムを作成するだけにとどまらず、特定企画会社と、プログラムを通じて誕生したチームのマネジメント権限を、短期的に独占して収益を得ようとしている。一部ではこのようなシステムが固定化される場合には「不公正な構造の拡張によって、音楽産業の萎縮をもたらすだろう」と指摘する。
「流通で計算すれば、大型マートが小売業者たちに「商品を持ってきてみて」方式です。ところが、その商品を持ってきて売っても、お金は大型マートが儲ける仕組みです。もちろん、その過程で利益をみるプロダクションもあるだろうが、広くそして長期的にみてみれば、プロジェクトグループを作成するフォーマットのアイドルサバイバルプログラムが氾濫することは、絶対に良い現象ではないとみています。」
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