「警察庁の人々 2015」公式サイト 記事より
「私のクラスのほとんどがしています」、高校生の告白である。
同じクラスの友達が皆がしているというそれは、運動もゲームでもなく、まさに'不法賭博'だった。
今週の「警察庁の人々2015」では、私設TOTOと呼ばれる違法スポーツ賭博にはまって、
1億5千万ウォン相当の品を盗んだ高校生の話が公開される。
裕福な家庭で育った彼は、家では善良な息子、学校では人気の高いバンドサークルの模範生だった。
そんな彼を窃盗犯に転落させたのは、違法スポーツ賭博。
最初はクラスの友達と一緒に軽い気持ちではじめた。
しかし、彼はすぐに賭博に深刻にはまりはじめ、
学校ではスマートフォンで、放課後には友達の家、インターネットカフェなどを回りながら、
1日中、ギャンブルにのめりこんでいった。
学校も行かないで、賭博資金調達のため、力仕事まで転々とした。が、資金は不足した。
悩んだ末に考え出したのは、まさに教会のアンプを盗んで、中古で転売すること。
バンドサークルのメンバーだった彼は、アンプが数百万ウォンに達するということを知っていた。
彼は、首都圏周辺の22ヵ所の教会で、1億5千万ウォン分のアンプを盗むことになる。
当時、容疑者を検挙した警察は、CCTV映像を確認して、特異な点を発見した。
彼がアンプを盗んで外に出ると、立ち止まってCCTVに向かって、頭をさげて挨拶をするのだった。
彼は、中毒された賭博を止められず、仕方なく犯行を続けていたが、いつも罪責感を抱いていた。
それで信者として、懺悔の気持ちでカメラに向かって挨拶をしていたという。
違法スポーツ賭博にはまって、2次犯罪の泥沼に陥ったある青少年の話を、
7月2日(木)夜11時15分「警察庁の人々2015」の「犯罪の誕生」で公開する。
「警察庁の人々2015」第8回
・1.一家心中。床を並べて寝た彼らが生き残った理由は?![事件の大事件]
・2.模範生だった高校生が1億5千万ウォンの窃盗犯になった理由は?[犯罪の誕生] ←チャニョン出演
・3.ポルノとの戦争宣言! 【捜査ファイルwho]